アルツハイマーの薬について
Posted on 11 月 29, 2008 under アルツハイマーの治療方法 |アルツハイマー型の認知症の場合、その原因が解明されていないので、
症状を改善することはたいへん困難です。
しかし近年では、脳の循環や代謝を良くするという薬が多数開発されていて、
多くの患者さん方に対して使用されるようになってきています。
しかし、認知症に伴って知能が低下する症状をを改善する薬は、
現在のところ開発されていないのが現状です。
薬は、認知症が原因で起きてしまう譫妄や暴力といった行動異常や、精神異常に対して
効果的に作用するにすぎないのです。
知能低下に対する治療には、脳の神経細胞の再生を促進したり、脳の働きを活性化し、失われた脳の機能を蘇らせるような作用をもたらしてくれる薬を使うことが必要です。
最近の研究で期待が寄せられているものもあります。
神経細胞が分裂、増殖するのに必要な因子を、「神経成長因子」といいますが、
これが認知症の治療に有効ではないか、と考えています。
脳の細胞は本来、増殖することはなく、一度死滅すると二度と再生できないと考えられています。
しかしダメージを受けてはいるが、まだ細胞として死滅するにはいたっていない神経細胞を回復するのには、この「神経成長因子」が有効なのではないか?と言われています。
この研究は、動物実験では改善効果が見られた、という報告があります。
将来的に、完全にアルツハイマーを治すことのできる薬が開発されれば、
アルツハイマーで悩む、なんてことも無くなってしまうかもしれませんね。